東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に、五輪相だった橋本聖子さんが選出された。森前会長の失言によるイメージダウンを挽回できるか注目される。ご自身も五輪選手だったわけで、アスリートの気持ちに寄り添うことでも適任だろう。今後の活躍に期待したい。
個人的には会長候補の1人として取り沙汰されていた、アーティスティックスイミング選手として著名な小谷実可子さんに関心を寄せていた。小谷さんとは面識はないが、世田谷区とは深い縁がある。小池都知事が推していたとの報道もあるが、真偽のほどは定かではない。もし、小谷さんが会長に就任、となっていたら、イマイチ盛り上がりに欠ける世田谷区も元気になったかもわからない。
世田谷区では馬事公苑で馬術競技が行われる予定で、アメリカのホストタウンでもあり、大蔵運動場がキャンプ地となる。区はオリパラ延期前まで選手との交流行事や観光馬車を運行するなど様々な催事を行ってきたし、現在もいろいろ実施しているのだが(たとえば今だと、区内のモスバーガー各店でホストタウンPRイベントが開催されている。3月末まで)、正直、区民の関心が高いとは言い難い。
もちろんコロナ禍で、しかも緊急事態宣言が出されているわけだから、テンションが低くなるのは仕方ないが、しかし、暗い世相だからこそ明るく機運を醸成したいと、思っている。一番の願いは、やはり、子供たちにオリンピック・パラリンピックを身近に感じて、楽しんでもらいたいということだ。橋本新会長には、ぜひともこの点に力を入れて頂きたい。コロナ感染で子どもは重症化しにくいという指摘もあるので、どうにかこうにか、間近で競技が見られるように、何か工夫する余地はないものだろうか。漠然として具体策に欠けて申し訳ないが、想いだけは強い(笑)。ちなみに、区議会のオリンピック・パラリンピック等特別委員会の委員長は、わが会派(無所属・世田谷行革110番・維新=F行革)の田中優子議員なので、何か妙案がないか聞いてみたい。