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決算委で米軍ヘリ問題を質疑

世田谷区議会は、決算特別委員会が開会中。ようやく半分の所管の質疑が終了した。今回、副委員長を拝命し運営側でもあるので、各委員が滞りなく質疑ができるように気を配らなければならないので、いつもより神経を使う。

私は区民生活所管で、米軍ヘリの問題について取り上げた。これは、世田谷上空を米軍ヘリが低空飛行していて、安全上問題であるという指摘が、3月の予算特別委員会で共産党からあった。これは毎日新聞の報道を取り上げたものだが、たしかに区民としては心配な話である。保坂区長は答弁で、「区長会で問題提起したい」と言っていたので、その後どうなったのか質した。


23区では世田谷と港区で区民から苦情が寄せられており、区長会として、東京都に対して国や米軍に低空飛行をしないよう働きかけるよう要請したという。当然だ。

私は質疑で、米軍の低空飛行は、日米地位協定によってその禁止を除外されていることを確認した。さらに、区長も共産党も、低空飛行は「米軍は認められているが、日本のヘリは認められていない」との前提で質疑していたのだが、今回、私の質問で明らかになったのは、正確には、警察、消防、自衛隊も低空飛行が認められているということだ。

地位協定に問題はあるにしても、議論は正確になされなければ、ただの感情論に堕してしまう。そうなれば、区民生活を守るための冷静な判断が、できなくなってしまうのではないだろうか。