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国会は地方議会より遅れている

日本維新の会が問題提起してきた、月100万円を領収書なしに自由に使える文書通信交通滞在費(文通費)の改革は、見送りになった。


自公はもとより、立民もやる気がないことがはっきりわかった。国会のオールド・パーティにもはや改革力はない。政治家はよく「法案を出したが、否決されたので仕方ない」という言い訳をするが、それなら独自にやるまでだ。


ちなみに、世田谷区議会は政務活動費について、全議員が領収書添付で全面公開している。

国会というところが、とかく世間の常識からかけ離れていることは、よく指摘されており、特別委員会のあり方も同様である。国会の特別委員会は地方議会と異なって、ほとんど開催されないものもあり、そのくせ、委員長手当とさらに公用車も付くというトンデモな特権に斬り込んだのも維新だ。


私が国会議員の秘書時代に感じたのは、「国会は何をやっても、特別だから許される」というよくわからない感覚が横行していることだ。そもそも、「国は上、地方は下」という意識も強い。こういう誤った勘違い体質を変えられるのは、地域政党を母体とする維新しかないと改めて思う。