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サイボウズ出身の新副区長を選任

世田谷区議会は第1回臨時会が終了。最終日には、区長から3人目となる新しい副区長の推挙があり、全議員の賛成で同意された。

選任されたのは、サイボウズ出身の松村克彦氏。DX(デジタルトランスフォーメーション)専門の副区長として、その手腕を存分に振るわれることを期待したい。私はDX特別委員会副委員長なので、委員長を補佐し、質の高い議論が展開される委員会となるよう心を砕きたい。

世田谷区は92万人を擁する都内最大区である。面積も広大である。忙しい区民が、何かの手続きのために、わざわざ役所に出向くような時代ではない。スマホひとつで完結できるようになるのが望ましい、と思っている現役世代は多い。とくに、子育て世代にとって、DXの進展は大きな助けとなるはずだ。さらに、このことは行財政改革の新たなツールになり得ることを意味する。これまで、保坂区政でまともな改革は実行されていないので、その進捗は区政評価の一つのメルクマールにもなるだろう。

具体的な行政サービスとして形にし、多くの区民が享受できるようにすることが、副区長の大きな使命だと思うが、仕事を進める上で、民間と役所の勝手の違いに戸惑うこともあるかもしれない。区民益を増大する事柄には、議員として協力は惜しまないが、減少させるものがあれば、しっかりと指摘したい。同日には、議会運営員会の新委員も決定。引き続き、私も委員として円滑な議会運営に努めていく。

(ひえしま・すすむ 世田谷区議会議員/日本維新の会)