令和2年の世田谷区議会臨時会が始まった。これまでとは風景が様変わり。本会議場の演壇にはアクリル板が設置され、3密対策についての協力要請が議長から述べられると、出席議員の半数が退場し、控室でテレビ中継を通しての参加に。私を含め残りの半数は議場に着席し、区長の招集挨拶を受け、補正予算をはじめとする議案などが提案された。理事者(役所側)の数もぐっと減り、非常時であることを改めて思い知らされた。
補正予算は954億7900万円を計上。特別定額給付金(1人10万円)の支給などに速やかに対応するためだが、コロナ禍で噴出している諸々の問題を考えると、これだけでは到底済まないだろう。世田谷区は来年2月から庁舎の建て替えを計画しているが、報道によると、5月中の予定だった入札が延期となった。総予算500億円を超える大工事を続行するのか。見直すのか。中止するのか。来月議会のメインテーマとなりそうだ。慎重に議論したい。