本日で令和2年区議会臨時会が終了。10万円給付などコロナ対策関連費を含む補正予算(954億7200万円)をはじめ、13議案が全会一致で可決された。10万円給付は、マイナンバーの混乱からオンラインによる申請が大いに滞り、郵送による手続きの方が早いということで、そのことを区も呼びかけ出した(リンクはこちら)。
そもそも、保坂区長はオンライン申請が混乱に陥っていることに、どういうわけか他人事だった(5月16日)。
給付金で大混乱「市役所窓口」のヤバすぎる内情 現場で起こる"3つの問題"に職員は怒り心頭 https://t.co/NMyjasFlO7 最善の解決策は、オンライン申請なら早くもらえるという誤解を解くこと。そして、オンライン申請の推奨をやめ、郵送されてくるのを待つよう、徹底的に啓蒙することだろう。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) May 16, 2020
しかし、さすがにヤバイと思ったのか、郵送での呼びかけを行い始めた(5月18日)。
オンライン申請の入力不備によって区が内容を確認するのに大幅な時間を要す等のケースが相次いでいます。一方、郵送申請書には、予め給付対象者を表記するなど、わかりやすく間違いが生じにくい様式となっておりますので特別定額給付金の申請には郵送申請をご利用いただきますようご案内いたします。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) May 18, 2020
オンライン申請の混乱ぶりは、私も役所に確認しているので知っているが、記入ミスからくる様々な照合作業で、現場は大変なストレスを抱えている。結果として、郵送の方が早いという本末転倒ぶりなのだが、早いと言っても世田谷区の場合は5月28日から申請書を送るというのだから、他自治体に比べて相当遅い。とはいえ、区民の皆さんにはやはり、郵送での申請をお願いしたい。と思っているのだが、区長は今日のツイッターで、こんなことを言っている。
定額給付金の電子申請は、住基台帳との結合がない等の悪条件のもとで、「電子申請」と「台帳」の突合作業の労力を最小化し、「誤記」をチェックする工夫を凝らして作業が進んでいます。データ整理には一定の時間が必要だが、比較照合しやすい体制をつくったことで作業ははかどったと報告を受けました。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) May 19, 2020
これを読むと、オンライン申請も大丈夫そうだと言っているようなので、どういう了見なのか甚だ疑わざるを得ない。このことを含め、PCR検査など区の後手後手のコロナ対策については、もうすぐ始まる6月の定例会でしっかり追及したい。