ブログ

一般会計決算認定に唯一反対!

世田谷区議会は第3回定例会を終えた。先の決算特別委員会で私の会派「無所属・世田谷行革110番・維新」(F行革)は、「令和3年度世田谷区一般会計歳入歳出決算認定」に反対を表明。最終日の本会議でも議会で唯一反対した。


各会派から様々な質疑がなされたが、決算の最大のポイントは、言うまでもなく、区が区民に約束した政策をどれだけ実行できたかということだ。令和3年度の決算書によれば、169事業のうち、目標を達成できたのはたった58事業(達成率34%)。私も厳しく指摘したが、保坂区政は「〇〇計画」やら「〇〇宣言」というのをやたら発表するが、まともに目標を完遂したことはない。ただ、保坂区長が記者会見で目立ったというだけである。

たとえば、長年の住民の強い要望である京王線の高架化事業は、その最たるものだ。“開かずの踏切”解消の予定は令和4年のはずだったが、なんと8年延期するという。住民のため息が聞こえてくる。これまで、保坂区長が高架事業について奔走したという話は聞いたことがなく、区長自身がよく語るのは、下北沢の再開発事業についてだが、これとても、区長は立候補時に「反対」を掲げて当選したものの、その後は態度を変えて、支持者を落胆させた。退職金も受け取らない、と言いながら、当選後は撤回して受け取った。

かくして、「君子は豹変す」とは言うものの、「豹変」というレベルにはなく、単に朝令暮改を繰り返す区政に成り果てている。政治は実行力である。このままでは、区民が不利益を被り続ける。「豹変」するなら、学校給食無償化をぜひ実現して欲しい。