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「政治家」としての私

早いもので、2019年に世田谷区議会議員に当選させて頂いてから、4年1期が終わろうとしている。振り返れば、何もかも初めてのことで、先輩たちに助けられながら、区民の声に応えるべく、まっしぐらに突き進んできたというのが正直なところだ。

議員生活をスタートさせた直後、コロナ禍に見舞われた。つまりは日常が非日常になり、もはや、この非日常が日常になってもいる。これも巡り合わせだろうが、様々な行事やイベントが中止に追い込まれ、当初、頭の中に描いていたほどには、多くの方々に会って話をすることが出来なかったと思う。これが一番残念なことである。次期の課題としたい。

「政治家」と言われるようになったが、未だにまったくピンとこないが(これからも、それは変わらないだろう)、世田谷区民であることはしっくりきている。これは間違いない。私が大学院生のときに「参与観察」で論文を書いている研究者がいた。外部から対象を見るのではなく、自分がその一部となって研究を進める手法である。G・カーティスの『代議士の誕生』が有名だ。今の感覚はこれに近く、「政治家」として政治家を見ているという一面もある。

この立場で見えてきたことも多くあり、残念ながら、区議会には実におかしな議員もいる。研究対象としては興味深いが、区民としては税金のムダ以外の何物でもない。この存在は、「民主主義のコスト」とも言えなくもないだろうが、しかし、あまりにも、あまりにも、、、。学問的に研究するのが良いのか、ブログで事実を公表すべきなのか迷うところでもある。

いずれにせよ、私に残された任期は残りわずか。引き続き全力で働けるよう、奮闘していく所存です。