本日はお天気に恵まれるなか、母校・明治学院同窓会世田谷支部の先輩方と成城エリアを散策。桜並木を歩きながら、旧山田家住宅と猪股庭園を見学した。
旧山田家住宅は、実業家の楢崎定吉が米国風に建築したもの。戦後はGHQに接収されたがその後、画家の山田耕雨が購入し、現在は一般に広く公開されている。
特筆すべきは外観もさることながら、床の寄木張り。うっかり撮影するのを忘れてしまったが、ぜひご覧頂きたい。玄関のステンドグラスも実に味わい深い。カフェもやっているので、休憩もできる。
猪股庭園には、実業家の猪股猛が隠居するために、あの吉田五十八に設計させた数寄屋造りの見事な邸宅と杉苔が鮮やかな庭がある。そこかしこに吉田の工夫が施されており、たとえば、照明の飾りと思いきや、空調装置だったりする。
こんな中庭も。猪股のお茶への愛情はかなり深く、茶室も来客用と家族用とがあった。コロナ前は定期的にお茶席が開かれていた。
世田谷区内には多くの文化財が保全されており、いつかすべて訪れたいと思っているが、何歳になるだろう。今日は先輩方と楽しいひと時を過ごせて、リフレッシュ。感謝です!