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視察は旅行? たかり体質の議員はいらない

自民党の松川るい、今井絵理子参院議員をはじめとする、自民党女性局の“パリ視察”に各方面から批判の声が上がっているが、スケジュールの詳細が明らかになるにつれ、どう言い訳しても、視察という名目の観光であることは否定できない。

私も秘書だったことがあるのでわかるが、間近で見ていると、国会議員というのはどこまでいっても至れり尽くせりで、随所に「勘違い」が感じ取れるものだが、松川、今井両議員の帰国後の言い訳も、それを十分に表していた。

党の視察だろうが何だろうが、原資は税金なのだから、目的を果たしたらすぐに帰ってくればいい。「このスケジュールはおかしくないか?」と言う議員はいなかったのだろうか。 だいたい、“たかり”体質の人間が議員をやっているから、こういう体たらくになる。

世田谷区議会も7月中に、各常任委員会ごとに2泊3日の行政視察に行ったが、もちろん観光なんて一切ない。私が所属する福祉保健委員会で行った場所は、以下の通り。

7月12日 先進的な取り組みをしている京都府庁で、認知症施策について意見交換。終了後、すぐに兵庫県西宮市へ移動。宿泊。
7月13日 西宮市の障害者福祉施設「ふれぼの」を訪問。職員らと意見交換し、施設見学。終了後、神戸市役所へ。災害時要援護者支援の取り組みについてレクチャーを受ける。岡山市へ移動。宿泊。
7月14日 岡山市役所で、ソーシャルインパクトボンド(SIB)を活用した健康ポイント事業「おかやまケンコー大作戦」についてヒアリング、意見交換。終了後、帰宅。

一方、こちらも“たかり”体質丸出しの香川県議会の海外視察。

議員どうしで遊びに行って、何が楽しいのかわからない。よほど田舎はやることがないのか。こういうことをしているから、議員はいつまでも馬鹿にされるのだ。なり手もいないのだから、議員定数を削減すべきだ。