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世田谷区議会第1回定例会で動物愛護などを質問

世田谷区議会は2月20日から22日にかけて、各交渉会派による代表質問と議員個人の一般質問を行った。私ひえしまは、動物愛護と災害時のモバイルファーマシーの活用についてほか、10項目にわたり質問した。


動物愛護については、私が提案して実現した、ふるさと納税によって動物愛護基金を募り、地域ネコの不妊・去勢手術助成などに活用する「せたがや動物とともに生きるまちプロジェクト」の現状について訊いた。答弁では、昨年12月末で1200万を超える寄付が集まり、目標額の150万を大幅に超えた。ご寄付頂いた皆さまに、心より感謝申し上げます。寄付金は不妊去勢手術だげでなく、動物愛護活動に資するものであれば幅広く支援できるよう、さらに対象拡充を求めていきたい。

また、災害時の薬剤供給について質問。現在、ジェネリック医薬品が製薬会社の不祥事による業務停止によって入手しにくくなっており、こういった状況下で災害が起こった場合、どう対処するのか質した。さらに、モバイルファーマシー(移動薬局車)の活用も提案したが、区の答弁は煮え切らなかった。薬の取り扱いは、とくに高齢者や持病のある人にとっては命に直結する問題である。しかし、災害時の薬の備えや薬剤師の活用は、意外と意識に上らない傾向がある。人口92万人を抱える世田谷区は、とくに積極的に手立てを講じるべきである。

ナラ枯れ対策についても質した。今年に入り、都会のオアシスである等々力渓谷がナラ枯れ被害によって閉鎖となった。私はすでに令和4年6月の本会議で、区内に広がりつつあるナラ枯れ対策を早急に行うよう求めていた。それにも関わらず、等々力渓谷が数年にわたって閉鎖される事態に至ったことは、極めて残念である。国分寺崖線を中心に、再度、有効な対策を講じるよう求めた。

世田谷区議会では引き続き、来月いっぱいかけて予算特別委員会が開催される。この度、ひえしまは副委員長職を拝命したので、円滑な委員会運営を心掛け、また一議員として自身の質疑にも全力投球したい。