世田谷区議会第4回定例会では、公務員給与をアップさせるための条例改正についても審議されました。ひえしまの会派「無所属・世田谷行革110番」(F行革)は、すべての議案に反対しました。
区立幼稚園の職員など公務員個人個人の給与が、増えることについては異論はありません。しかし、民間企業に比べてムダを削減する努力をせず、公務員の総人件費がずるずる膨れ上がる状況を考えると、反対せざるを得ません。ひえしまはDXの活用によるコストカットを強く訴えていますが、残念ながら区側の目立った成果を確認することが出来ません。
議員は言うまでもありませんが、区長、副区長など行政トップが、何の成果も出さずに昇給することには真っ向から反対です。
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【月額給与】
区長 1053200円 → 1061600円 (8400円UP)
副区長 810700円 → 817100円 (6400円UP)
教育長 765500円 → 771600円 (6100円UP)
議員 616500円 → 621400円 (4900円UP)
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いま、世田谷区は本庁舎整備、相次ぐ職員の不祥事、ふるさと納税による巨額の区税流出、学校改築の遅延等々、数々の問題が山積しています。これらについて解決することもせず、民間で給与が上昇しているからといって、区役所もそれに倣いましょうとはならないはずです。とくに行政トップは会社でいう経営者なのですから、現状を見れば給与カットはあっても、アップはあり得ません。引き続き、区民目線で監視して参ります。