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世田谷区、電動キックボードの事故件数公表へ

ひえしまは、2月20日の世田谷区議会本会議で、電動キックボードとモペットについて質問した(動画速報版はコチラ。21分40秒から)


電動キックボードとモペットは、世田谷区内でも急激に利用者が増えているが、道交法の知識や運転マナーが追い付いていない現状があり、都内で事故が相次いでいる。

世田谷区内で発生した事故件数は、これまで明らかにされてこなかったが、ひえしまの質問で、区は「ホームページなどで公表する方向で警察と協議する」と答弁。昨年1年間で、30件の事故が発生していたこともわかった。電動キックボードの区内登録台数は、1591台(令和6年12月現在)。令和5年度は451台、令和6年度は1140台と約2.5倍に増えている。

現在、区内にはループとライムの2社がレンタル事業を展開しており、前者は750か所、後者は10か所のポートを設置している。今後も増設が見込まれている。

モペットについては、「原動機付自転車」として一括してカウントされており、モペットだけの数字は把握していないこともわかった。

電動キックボードやモペットが普及し、区民の利便性が向上することは歓迎である。しかし、その特性を知り、交通ルールの順守が徹底され、区民の安全と安心が担保されていることが前提であることは、論を俟たない。世田谷区も同じ認識であることから、啓発活動によりいっそう力を入れるということだった。さらに、事業者と安易な連携協定の締結や支援は行わないと明言したことは、評価したい。

引き続き、区の取り組みを注視する。