ひえしまは世田谷区議会予算特別委員会で、区内でインコが大量増殖している問題について質疑しました。以下、所管課との一問一答。
ひえしま 区民の方から「オウムのような鳥がたくさん飛んでいて怖い」とのお声がありました。この方は芦花公園で見たとのことですが、ほかにも「九品仏にインコの群れがいる」などの声もあります。私も船橋でインコだと思いますが、数羽見たことがありますし、調べますと、世田谷区全域で目撃されているようであります。まず、区はこうした状況を承知していますか?
公園緑地課 ご質問のインコにつきましては、緑色のワカケホンセイインコのことと思われますが、当該インコは、群れを成し、ねぐらや採餌場等を移動していると推察されておりますが、生態等の実態把握が課題となっており、有効な追い払いや捕獲方法が確立されていないことや、むやみに追い払うことで、行動範囲を広げてしまい、さらなる増加を招く可能性もあるという専門家の見解もあるところです。
ひえしま この鳥は、ワカケホンセイインコだということですが、このインコは世田谷区をねぐらとしているとのことで、近隣自治体でも多く目撃されているとのことです。川崎市などでは、インコの糞害で遊具が使えなくなったり、カッパを着なければ歩けないなど、公園使用で深刻な被害が出ているそうです。世田谷区でこのような被害が生じた場合、駆除することは可能かどうかお聞きします。
公園緑地課 現時点におきまして、有害鳥獣の指定がなく基本的には駆除できないものと認識しておりますが、引き続き、関係部署間での情報共有や専門家の調査研究に基づく都の動向などを注視しながら、適切な公園管理につなげてまいります。
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( Wikipediaより)
つまりは、このインコは今のところ世田谷区としては駆除できないということで、増殖する一方になってしまう。実際、凄まじい数が世田谷の空を飛びまわっているのだが・・・。
世田谷区の野生インコ、壮観だな‥ pic.twitter.com/2pn461aT7Y
— FAMICO-MAN (@FAMICO_MAN) October 9, 2023
さらに区に確認すると、公園の木々にある巣については、撤去できるということなので、まずはそこから始めるしかないだろう。それで間に合うのかわからないが、もとは飼い主が外へ放ったことが原因とのことで、問題は人間の方にあるのだ。当然の報いなのだが、生態系が壊れるのを放って置くことはできない。東京都と連携して有効な対処法を考えたい。