ひえしまは世田谷区議会予算特別委員会で、PTAに関する質疑を行いました。
これから区立小中学校の入学シーズンを迎えます。毎年この時期になると、必ずPTA入会に関するご相談があります。学校によっては、“自動入会”が常態化しているところもあるようで、保護者の意思確認を徹底するよう、世田谷区教育委員会へ求めました。また、会費を集める際にも意思確認されない例があるとの保護者からの指摘があり、注意を促すよう要望しました。
区教委は、小学校に入学した新1年生の保護者などから、PTAへの入会にあたり意思確認がなかった旨の相談が、毎年数件、区長へのメールなどに寄せられていることを認め、各校PTAにおいて保護者の入会意思を確認するよう、小学校、中学校の各PTA連合体に対し各校PTAの支援を依頼している、と答弁しました。また、新1年生の保護者へ、校長名の文書により、PTAへの入会の意思確認をせずに会費の徴収をお知らせする事例もあったことから、小学校、中学校の各校長会においても、これまでの慣例などを見直し、適切な対応をするよう求める、と答えました。
さらに、ひえしまは、PTA会費の集金の仕方についても質しました。会費として現金を子どもに持たせて紛失する事故や、教員が管理を行い、負担になっているとの声があることから、銀行振込みやクレジット決済を推進するべきだが、現状はどうなっているのか訊きました。
答弁によると、世田谷区立小学校、中学校全校の約8割にあたる各校PTAが、口座振替や口座振込により会費を集金している一方で、2割弱の各校PTAは、児童・生徒に通学時に現金を持参させ集金していることがわかりました。安全な管理のためにも、現金以外での方法が図られるように、区教委もバックアップしてほしい旨、要望しました。