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【世田谷区議会】ベビーシッター導入を求める陳情が可決

世田谷区議会臨時会本会議において、3000名を超える区民から出されていた、東京都のベビーシッター利用支援事業を世田谷区に導入することを求める陳情が可決されました。共産党の4人だけが反対しました。

ひえしまは初当選以来、子育て世代の多くの要望を受け、世田谷区でもベビーシッターを利用する区民に助成を行うよう強く求めてきました。しかし、区は過去に幼児が死亡する事件が起こったことを理由として、慎重な姿勢を頑なに崩さず、導入の目途が立たずにいました。

ここにきて、23区でも世田谷区と同様に、ベビーシッター支援を行ってこなかった大田区などが方針を転換。最大の人口を擁する世田谷区だけが未導入区となり、区民からも疑問の声が噴出していました。そこで世田谷区議会は、今回出されていた陳情の内容を趣旨採択として可決し、行政側に導入を促すことにしました。

保育現場で子どもの安全・安心を確保することが、第一であることは言うまでもありません。しかし、過去に事故が起こったからと言って、導入を見送り続ける姿勢は、もはや子育て世代の区民からは理解されません。自動車事故が起こったからと言って、免許取得を禁止することはできない道理と同じではないでしょうか。安全・安心について不断の努力を行いながら、常に方策を最適にするべく見直していくことで、事故を防いでいくしかありません。

今後は、議会の意思を受け、行政側がどう動くかということになりますが、実現するまで後押しを続けて参ります。