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【世田谷区】ペット防災、まずは自助努力を

地元の避難所運営委員会の研修会に出席し、ペット防災やペット同行避難について学びました。


世田谷保健所の担当係長が講師となり、1時間しっかりと座学。その後は避難所となっている中学校を見学しました。現在、世田谷区では4万2000頭の犬と8万匹の猫が飼育されているとのことで、飼い主が災害発生時の避難行動を日常から頭に描いておくことが最も重要です。

世田谷区では「在宅避難」が基本です。ですから、ペットの食糧備蓄、健康管理、しつけなどを各自で行っておかなければなりません。自宅で過ごすことに危険を感じた場合、親類縁者、ペットホテルなどへ預ける必要があります。しかし、それでも困難が生じた場合、指定避難所へ「同行避難」することになります。

ペットの飼育場所

ここでのポイントは、自宅近くの避難所がペットの同行が可能かどうかを、あらかじめ確認しておかなければならないことです。世田谷区内のすべての避難所が受け入れ可能ということではありません。可能な避難所でも、あくまで「同行避難」ですから、避難所では別室で生活することになります。避難住民の中には、アレルギーやぜんそくの方など動物が苦手な方もいらっしゃいますから、こうした措置にならざるを得ません。

ですので、日ごろからペットをクレートやケージに慣れさせておくことが必要です。ちなみに、私が飼っている2頭の犬は、小さいころからクレートに親しませていたので、まったく嫌がりません。夜になると自ら入って、そこで寝ています。トイレも室内でできるようにしつけておく方がよいです。また、狂犬病予防接種、各種ワクチンの接種、フィラリア予防なども忘れずにしっかり行っておきましょう。

防災倉庫

やはり一番の気がかりは、ペットの食糧ですが、防災倉庫には限りがあります。人間の食糧なども十分あるわけではなく、やはり飼い主が責任をもって家庭で備蓄しておくことです。仮に避難所などで用意できたとしても、普段の餌でないと食べないペットも少なくないので、対応できないことが想定されます。ペットの食糧も人間と同じように、ローリングストックが推奨されています。

これを機に、私もペット防災について、もう一度総チェックしようと思います。