23区初!
区が電動キックボードの事故件数を公表
電動キックボード(特定小型原動機付自転車)は、世田谷区内でも急速に利用者が増えている一方で、道交法の知識や運転マナーが追いついておらず、事故が多発しています。
これまで区は事故件数を公表してきませんでしたが、ひえしまの指摘を受け、23区で初めて情報公開しました。これによると、昨年1年間で30件の事故が発生していたことが判明。電動キックボードの区内登録台数は、1591台に上り(令和6年12月現在)、令和5年度は451台、令和6年度は1140台と約2.5倍に増えていることも明らかになりました。区内ではLUUPとLimeの2社がレンタル事業を展開しており、前者は750ヵ所、後者は10ヵ所のポートを設置し、今後も増設が見込まれています。
モペット(ペダル付原動機付自転車)については、区は一般のバイクと同じように「原動機付自転車」として一括でカウントし、数字を把握していないことがわかりましたので、改善を促しました。電動キックボードやモペットが普及し、区民の利便性が向上することはよいことですが、区民の安全と安心が担保されていることが前提です。区には交通安全の啓発活動に一層、力を入れるよう要望しました。また、他自治体で行われているような事業者との安易な連携協定の締結や支援などは、行わないよう要請しました。