基本政策

「世田谷バージョンアップ」
6つの提言

南北を結ぶ新しい交通システムの
整備をめざします

世田谷区内には京王線、小田急線、東急線が走っています。東西の移動には便利ですが、これら3線をつなぐ南北の路線がありません。近い距離にも関わらず、乗り換えで時間がかかってしまいます。また、バスを利用するにも、「渋滞すれば、時間が読めない」「混雑して大変」などの声が寄せられています。南北の移動がスムーズにできるようになれば、私たちの生活はもっと便利になります。地下などを活用した新しい交通システムの構築をめざします。

孤独死(孤立死)ゼロに
取り組みます

いま、日本全国で年間約3万人の方々が孤独死(孤立死)しています。地縁、血縁が遠くなったり、切れてしまって発生している悲劇です。世田谷区でも平成29年の統計では593人。こうした〝無縁死″を根絶するための新たな予算を確保し、町内会、自治会活動はもとより、地域の人的交流の促進や各種団体の活動を支援します。

ベビーシッター助成の導入を
めざします

共働き子育て世代にとって欠かせない保育園。しかし、世田谷区の待機児童解消は道遠し。ワークライフバランスの実現のために、どちらかが仕事を辞めることなく保育園が見つかるまでの間、ベビーシッターを利用してもらいその料金を助成します。また、医師と綿密に連携して子どもを守る病児保育の充実と増設をめざします。

ペット殺処分ゼロに!
生体展示販売の禁止をめざします

ワンちゃん、ニャンちゃんも大切な家族の一員。捨てられたペットたちの行き先は殺処分です。残酷な殺処分ゼロをめざします。そのために、動物愛護団体や獣医師、訓練士の交流と育成を促進し、譲渡や多頭飼育などの情報共有、「飼い方講座」を推進します。また、欧米では行われていないペットショップの生体展示販売の禁止をめざします。

首都直下型地震に備え、
防災対策の充実をめざします

いつ起こるかわからない首都直下型地震。病院や学校など公共施設の非常用電源や公衆無線LANの整備を急ぎます。木造密集地域での「家屋壁面撤去助成」など、新しい試みをバックアップします。また、避難場所案内の明確化や公衆電話の増設、防災士の育成推進など日常の防災・減災活動を活発化させます。

シェア・スペース(仮称)の開設で
新しい交流をあと押しします

世田谷区内にIT環境を充実させたシェア・スペースを開設し、ビジネスマン、自営業者、主婦、定年退職者など職業・年齢を超えた交流を支援します。従来の図書館や区民センターなどとは異なり、自由に談笑できるカフェや実用書中心の図書室を併設し、新たなビジネス創出にもつながる場を提供します。

「議会・議員改革」
3つの提言

区議会議員の定数を削減

世田谷区議会議員の定数は50人。多すぎませんか? こんなにいるのに、皆さんのために本当に働いていますか? 近い将来、人口100万人を突破すると言われている世田谷区。様々な課題、ニーズに対処するためには、少数精鋭でスムーズに問題解決ができる議会へ生まれ変わらなくてはなりません。まずは、「身を切る改革」で議員の覚悟を示し、天下りや税金を浪費する公務員へ改革のメスを入れます。

区議会議員の報酬をカット

世田谷区議会議員の報酬は月額約62万円。期末手当が約300万円。さらに、政務活動費が月々24万円支払われています。年収は1000万円以上。すべて、私たち区民の税金です。兼業している議員の中には、議員という公職を“副業”にしている人もいます。そして議会は年間たった90日しかありません。見合わない高額報酬をカットします

議員年金復活に徹底して反対

地方議員年金制度は、議員の掛け金を私たちの税金で半分負担し、掛け金のわりには取り分が多いという不公平な制度です。平成23年に廃止になった議員特権の1つですが、自民党と公明党は「議員のなり手がいない」との理由で復活を主張しています。これは詭弁で、世田谷区議会選挙には毎回多くの人たちが立候補しています(前回平成27年の選挙では、定数50に対し82人!)。

議会質問

保坂区政の問題点を突く!
鋭い論点で斬り込む
ひえしま進の議会質問

なぜ遅い⁉ 世田谷区の特別定額給付金
ひえしまは、10万円を全額寄付

世田谷区の特別定額給付金(10万円)の支給が遅い。どうにかならないのか――。多くの区民の方から苦情が寄せられています。ひえしまがすぐに調査したところ、オンライン申請で混乱していることがわかりました。国が用意したオンライン申請の方法は、そのまま区で使用するには問題が多く、たとえば、重複申請できることや家族構成の再確認などがあり、いろいろと手間取っている、ということでした。しかし、これらの問題点については、区側は5月のゴールデンウィーク明けには認識していたことがわかり、中には早々と郵送のみに切り替え、スピーディーに給付を開始した自治体もありました。なぜ、世田谷区はそうしなかったのでしょう? ここでも、現場に丸投げし、区政と関係のないツイッターにかまけている区長の当事者意識の低さが原因になっています。ちなみに、ひえしまの特別定額給付金は、所属政党・日本維新の会を通じて全額寄付しました。

素早い維新議員の連携プレーで
区教委、修学旅行一斉中止を撤回!

世田谷区教育委員会は、コロナ対策を理由に中学校の修学旅行を一斉休止とするよう各学校に通知を出しました。しかし、なかには子供や保護者の意を汲み、感染症対策を講じた上で、実施を模索する学校もありました。そもそも判断は各学校に委ねられており、教育委員会が強制するべきものではありません。この通知は希望を抱いて努力をしている学校の意志を踏みにじるものでした。そこで、ひえしまは、文科省の考えを質すために、日本維新の会の梅村みずほ参院議員に相談。音喜多駿参院議員も交え、緊急オンライン会議を開催し対応を協議。


その後、梅村議員がすぐに国会で取り上げ、文科大臣から修学旅行は、①なるべく実施の方向で検討して欲しい。②判断は各学校に委ねられている。③延期などで発生するキャンセル料は国が補助する。という答弁を引き出しました。これを受けて、区議会の代表質問で厳しく質したところ、区教委は一斉休止とした方針を撤回。そもそも、実施の可否はあくまで学校の裁量です。現場の意見を聞かない区の姿勢は、到底理解できません。子どもたちのために、これからもしっかり教育行政をチェックしてまいります。

区民激怒!後手後手のコロナ対策
ひえしまの追及で区長タジタジ
PCR検査、情報発信の欺瞞を厳しく糾弾!

ひえしまは、6月の議会で質問に立ち、世田谷区の新型コロナウイルス対策について質しました。とくに、保坂区長のリーダーシップの欠如と情報発信の仕方を問題視し、厳しく追及。世田谷区は4月初旬に感染者のピークを迎え、電話相談センターがつながらず、PCR検査も追いつかない状況でした。そのような中、放置され続けた会社員男性が命を落とすという悲劇も起こりました。ひえしまはすでに3月の予算特別委員会で、検査センター拡充や陽性者の情報公開など、感染拡大に備えた対策の強化を要望していましたが、区のコロナ対策はすこぶる遅く、あらゆる対応が後手に回り、区民を不安に晒し続けました。この状況を深く憂慮したのが、世田谷区医師会でした。同医師会は保険診療によるPCR検査の導入を早くから訴えていましたが、医師会のHPにある文章をそのまま引用すると、「何が問題なのか私たちには全く理解不能でしたが、世田谷区は認可を渋り続け、世田谷区医師会の要請をのらりくらりかわし続けてきました」。

新型コロナウイルス感染症に対し「世田谷区医師会PCR検査センター」の運用を開始いたしました。

医師会と区は4月7日に会合を持ったものの、医師会協力のもとPCR検査がスタートしたのは4月14日。さらに、当初から医師会が求めていた保険診療の検査が認められたのは、なんと5月1日からです。しかし、保坂区長は自身のツイッターで、とてつもないリーダーシップを発揮し、翌8日には実施したかのような虚偽宣伝を行っていました。


区長は1日平均20回以上もつぶやくツイッターの“ヘビー・ユーザー”でもありますが、区政情報とは関係ない政府批判や時事ネタが多く、情報発信の仕方については大変問題があります。しかも、コロナ禍にあって区民の安心に寄与するような情報提供を行うことこそが区長の務めですが、“自慢話”とはトップとしての責任感のなさには呆れ返ります。今後も区長および区の情報発信のあり方について、厳しく指摘してまいります。

徹底追及!
台風19号多摩川氾濫、区が住民説明会で失態
「交通規制で水門閉鎖断念」はウソだった!

台風19号の検証作業を続けている世田谷区。とくに多摩川の氾濫は甚大な浸水被害をもたらし、今後の災害対策について多くの教訓を残しました。しかし、区は住民説明会で事実とは異なる発言をし、住民の不信を引き起こしました。氾濫の原因の一つとされる、等々力排水樋門(ひもん)が閉鎖できなかった理由として、区は周辺道路の強風や冠水と並べて、「(警察による)交通規制があったため、水門にたどり着けなかった」と説明。この模様は読売新聞(2019年12月12日付)でも報じられました。あたかも、警察の規制のせいで水門閉鎖を断念せざるを得なかったかのような説明に、「事実と異なる」として警察(警視庁第三方面本部)から区に抗議があり、区が警察に謝罪に赴いていたことが、ひえしまの調査で発覚。しかも、交通規制は区から警察へ要請し、実施されたものだったにも関わらず、警察に責任転嫁とは、開いた口がふさがりません。警察の怒りを買ったのも当然です。

ひえしまはこの件について一般質問で取り上げましたが、区は役所の幹部が警察に謝罪へ行ったことを認めず、保坂区長にいたっては、「新聞報道で誤解があったので、警察に説明した」と、問題はメディアのせいで自分たちではない、と言わんばかりの答弁。問われているのは、区の検証作業と危機管理能力の甘さのはず。この区のゴマカシ体質に憤ったひえしまが、再び予算特別委員会で事実関係を追及した結果、区は一連の誤りを認め、「今回の件について、区民の皆様や関係機関にご迷惑とご心配をお掛けしたことを、改めてお詫び申し上げます」と委員会で正式に謝罪しました。いったい何のための検証作業なのでしょうか。このようなゴマカシ・隠蔽体質では、区民の生命はもとより、安心・安全な暮らしを守ることはできません。今後とも、区民目線で厳しく追及してまいります。

新型コロナ、世田谷区でも感染者で混乱
区長はリーダシップを発揮せよ!

世田谷区では3月に入り、第1号の新型コロナウイルスの感染者が出ました。この時、区は「企業主導型保育園の職員」とだけ発表したせいで、ひえしまのもとにも、心配した保護者から「どこの保育園なのか」「園児は大丈夫なのか」といった問い合わせが相次ぎました。その後、当該保育園が自主的に情報公開し、落ち着きを取り戻しましたが、区の対応には疑問が残りました。ひえしまは予算特別委員会で、今後、区内で同じように感染者が出た場合、いつ、どのようなタイミングで、どの範囲まで情報公開するのかなど、対応マニュアルはできているか質しました。すると、区は「マニュアルはない」と答弁。場当たり的な対応をしていることが明らかとなり、危機意識の低さを露呈しました。また、保坂区長は政府の対策をツイッター上で批判しているだけで、世田谷区のトップとしてのリーダーシップはまったく発揮されていません。ひえしまは、感染者の個人情報には配慮しつつ、区独自の判断で区民に速やかで適切な情報公開を行うよう強く求めました。

エピペン預かり拒否の保育園は問題
区は食物アレルギー対応の調査をせよ

本来、保育園は食物アレルギーの子どもに配慮し、除去食を用意するなど対応を行うべきですが、それを怠っている園があるとの相談を区民の方から受けました。その園は入園説明会で「エピペン(アレルギー症状の悪化を抑える医薬品)を常備している子どもの入園はお断りしている」との話をしたとのことで、決してあってはならないことです。ひえしまは早速、この問題を議会で取り上げ、当該保育園への指導とすべての保育園のアレルギー児対応の実態把握を行うよう区に要望しました。

災害時に役立つLINEを使った情報共有を
公衆電話の増設と周知の徹底を求める

災害が頻発する日本列島。世田谷区は台風被害対策のお粗末さが露呈し、議会は改善を急がせているところです。ひえしまは質問で、強固な防災体制を築いている大阪市の事例を取り上げ、多くの区民が日常から使用している、LINEを活用した災害対応を提案しました。区は導入の検討を行っていくと約束。今後とも行政と区民の迅速な情報共有、避難誘導につながるよう働きかけてまいります。また、近年、災害時の有効活用が見直されている公衆電話の増設と日常から設置場所の周知を行うことを求め、区は「NTTとの連携を強化していく」と応じました。

風化は許さない! サリン事件から25年
オウム真理教(ひかりの輪)問題の
決着に本気出せ

いまだ烏山地域に拠点を持ち、活動を続けるオウム真理教(ひかりの輪)。悪夢の地下鉄サリン事件から25年が経ち、その記憶の風化が危惧されています。ひえしまはこれまで通り、世田谷区から退去するまで粘り強く議会で取り上げてまいります。同団体は公安調査庁による観察処分対象団体ですが、令和3年1月に更新時期を迎えます。確実に更新されるためには、日頃からの行政と住民の活発な活動、連携が必要です。ひえしまは区に対してさらなる奮起を促し、住民の思いに応えるよう強く要望しました。

口腔がん検診、
2つの歯科医師会でなぜ違う?
地域で異なる専門医と非専門医の問題を追及

口腔がんは、タレントの堀ちえみさんが公表して注目された舌がんをはじめ、歯肉がん、口蓋がんなど口の中にできるがんの総称です。国内では年間約6000人が罹患し、約3000人が死亡しているとされていますが、発症しても早期に治療すれば完治する可能性の高い病気としても知られています。近年、早期発見への取り組みが各自治体でも広がり始めています。

世田谷区ではすでに10年前から口腔がん検診を実施しており、対象年齢は61歳・66歳・71歳で、自己負担金は700円。世田谷、玉川の2つの歯科医師会が検診を行っています。直近の平成30年度の区内受診者数は1238人で年々増加傾向にあります。そこで、ひえしまが問題にしたのは、担当している2つの歯科医師会で検診の仕方が異なっていることです。

まず、世田谷歯科医師会では、松原にある口腔衛生センター1か所で決められた日時を予約し、検診を受けるというもので、検診に当たる歯科医師は口腔外科専門医です。一方、玉川歯科医師会は、会員歯科医師の76か所のクリニックであればどこでも受診可能であり、そのうち口腔外科専門医は1人しかいないのです。

口腔外科専門医の資格を取得するためには、歯科医師免許取得後、初期臨床研修を修了してから6年以上、学会認定の研修施設に所属し、口腔外科に関わる診療と学術的活動に従事して、一定以上の実績を有することが必要条件になります。ですから、そもそも発見が難しいと言われる口腔がんにおいて、たとえ、一般の歯科医師が口腔がんに関する研修をある程度受けていたとしても、両者の間には自ずと能力的な差があるのではないか、という不安が払拭できません。おそらく、希望者は現状、自分の住まいに近い歯科医師会で受診していると考えられ、行政サービスの一環として考えても、世田谷歯科医師会は専門医であり、玉川歯科医師会はそうではない、というのは問題であることを指摘しました。しかし、区はWHO(世界保健機関)の基準に照らしても問題ないとし、現状を維持すると答弁しました。

また、区から送られてくる検診案内を見ると、あたかも住んでいるエリアによって検診場所が指定されているかのように見えますが、実際は区民であればどちらの歯科医師会でも受診可能です。ひえしまは、その旨、案内状に明記するよう求め、区は改善を約束しました。

区の空き地を利用し、憩いの場をつくれ
親子で楽しめる特色ある公園の整備を

区には道路事業用などに取得した土地がありますが、計画の進捗状況から空き地のままになっているものがあります。ひえしまは、こうした空き地を利用したまちづくりを推進するため、有効活用するよう提案しました。たとえば太子堂2・3丁目では長年、修復型まちづくりを進めてきており、用地として取得したものの、整備されていない場所については、防災倉庫の設置や広場などが開設されてきました。一方で、道路代替地はどうなっているのかを質しました。すると、未だに閉鎖管理しているところがあることがわかり、温暖化防止の観点からのみどり空間の創出や、区民の憩いの場につながるような利用法を考えるよう促しました。

また、世田谷区立の公園は約600か所ありますが、砧や蘆花公園といった大きな公園を除き、住宅街にある公園は看板を見てもわかる通り、すべて同じ禁止事項が羅列されています。また、設置されている遊具も、どれもこれも似たり寄ったりで、公園をはしごする親子が十分楽しめるかというと、もっと工夫の余地があると思います。そこで、ひえしまは、公園ごとに特色を出すよう要望しました。

たとえば、区内にある「ねこじゃらし公園」は、住民主体で運営されていてユニークな取り組みをしていますし、大田区には「タイヤ公園」というものもあります。たとえ小さな公園でも、遊具にクイズが書いてあるとか、乗り物がテーマだとか、延期になりましたが、オリンピックがあるので世界の国旗が描いてあるとか、工夫の余地は様々あるのではないかと思ってきました。最近では遊具も新しいものに代わってきおり、それを環境問題の観点から国産の木材で統一するなどできないかと提案し、区はさらに研究し工夫していくことを約束しました。

さらに、世田谷公園について取り上げました。公園にはD51というSLが展示されており、区はクラウドファンディングによって修繕費を募っています。しかし、状況は芳しくなく資金がなかなか集まっていません。公園では子供たちが乗れるミニSLも運行されており、これと連動した地域イベントなどを開催し、SLファン以外にも広くアピールしていくべきだと指摘しました。また、大蔵運動公園のSLの老朽化についても質し、安易にクラウドファンディングに頼らないよう注文しました。

南北の交通不便対策に本腰を
烏山地域のバス問題を質す

烏山地域在住の方からお手紙を頂き、交通不便問題について取り上げました。現在、久我山-千歳烏山間でバスが運行されていますが、便数が少ない、時間帯に幅がある、最終便が平日でも19時10分で早すぎるということで、通勤、通学はもとより、通院にも支障をきたしているというものでした。このような現状について、役所は「バス事業者からは、増便などは採算上難しいと言われている」と答弁。その点は理解できますが、だからと言ってこのまま放置してよいわけはありません。ひえしまは、区が計画する公共交通の不便地域対策事業にこの件を盛り込むよう要望。区は前向きに取り組むことを約束しました。引き続き、区内全域の南北交通の利便性向上に力を尽くしてまいります。

えっ!? 盲導犬もダメ!
台風で露呈したお粗末な災害避難所対策

東京を直撃した台風19号。世田谷区が開設した避難所へ駆け込んだ区民は5000人を超えました。多摩川の無堤防地域が浸水被害に遭うなど、区内各エリアにも数々の被害をもたらしました。「数日前から準備をしてきた」と胸を張った保坂区長率いる区の対策は、あまりにも見通しが甘く、大きな課題を残しました。

とりわけ、ひえしまが議会で追及したのは、目の不自由な方と盲導犬の避難所受け入れ拒否問題。台風が過ぎ去った後、区民の方から相談を受け、すぐに調査を開始。区はペットをはじめ、動物すべての受け入れを断っていたことが判明し、議会質問で取り上げました。本来、区の「避難所運営マニュアル」では、盲導犬や聴導犬などの補助犬は無条件に受け入れることになっていましたが、このマニュアルが想定しているのは主に震災。風水害については対処できず、非常識な対応を行っていたことが明らかになりました。ひえしまの厳しい追及に保坂区長は、事実関係の調査を命じることを約束し、「盲導犬、介助犬等の避難所の扱いについては、早期に庁内に周知徹底を図ってまいります」と答弁。災害弱者に対して配慮の足りない保坂区政の姿勢を正しました。

まだやってる!税金のムダ遣い
議員1人134万円の海外派遣

世田谷区議会は、区と姉妹都市提携をしているオーストリアのウィーン市ドゥブリング区に親善訪問団と称して議員を派遣しました。予算はなんと議員1人134万円! 参加者は、自民2人、公明2人、立憲民主1人、無所属1人の計6議員。従来から、ひえしまは中身のない海外視察や派遣には反対しており、今回もこれだけの税金を投入する意義を見出せず、賛成多数の中で反対を表明。親善交流を目的とするならば、区内の子供たちを派遣すべきで、儀礼的な意味であれば、せいぜい区長と議長に止めておくべきです。しかも、なぜ大会派からは、2名もの議員を出す必要があるのでしょうか? まさに慰労目的の旅行と指弾されてもおかしくなく、馴れ合い政治が露呈しました。ひえしまは、必要な視察ならば自費で行っており、今後もおかしな税金の使い道を厳しく監視し、情報公開してまいります。

区内の中高年引きこもりは約5000人!
「8050問題」の相談窓口を
早急に設置せよ

川崎市で起きた無差別児童殺傷事件、練馬区の元農水次官による長男殺害事件など、「引きこもり」にまつわる事件が多発しています。これまで、引きこもりは10・20代の問題とされてきましたが、中高年の増加が大きな課題となっています。40~64歳で引きこもり状態にある人は、国内ではすでに60万人を超え、世田谷区だけでも約5000人に上ると推定されています。引きこもりの多くは親の経済力に頼っており、80歳の親が50歳の子の面倒を見るというような「8050問題」は、親の病気、死亡などによって子の生活が成り立たなくなり、最悪の場合、「孤独死」にも結びつく深刻な事態となっています。これまでの区の対応は、介護、就労、障がい者対策などそれぞれが縦割りで横の連携が取りにくいという弊害があり、引きこもりの実態把握が遅々として進まない現状でした。ひえしまは、これらを改善するため、庁内横断の中高年の引きこもり専門窓口と専門部署を設置するよう強く求め、区も前向きに検討することを約束しました。

待機児童問題を解消できない保坂区政
ベビーシッター助成を導入せよ!

世田谷区の待機児童数はワーストワン。未だに汚名返上ができていません。保育園増設は必要な施策ですが、区内の地価は高く、地理的にも適した用地の買収が滞っています。しかし、区内転入者は増加する一方。共働き家庭の負担は解消されず、保坂区政の“本気度”が試されています。そこで、ひえしまはベビーシッター助成を提案。子が保育園に入園できない場合、どちらかの親(多くの場合は母親)が退職することなく、新たな入園先が見つかるまでの間、希望者にベビーシッターを活用してもらう。しかも、その費用を区が負担するというものです。実は、東京都がすでにスタートしている事業で、お隣の目黒区、大田区などは導入していますが、世田谷区は「検討する」と言うのみで、まったく前向きではありません。待機児童解消には一つの手段だけでなく、様々に講じていかなければなりません。引き続き、ベビーシッター助成の実現へ向けて取り組んでまいります。

科学的証明ない副反応に臆せず
子宮頸がんワクチン接種希望者へ配慮を

定期接種化されているにも関わらず、接種者が激減している子宮頸がん(HPV)ワクチン。小学6年生~高校1年生の女子が対象者ですが、アナフィラキシー症状などがその副反応ではないかと報道され、厚労省も接種勧奨を控えるよう勧告しています。しかし、ワクチンとの因果関係はまったく科学的に証明されておらず、噂だけが広まり、多くの方にいたずらに恐怖感を植えつけている状況にあります。子宮頸がんワクチンの有効性を認識している接種希望者に、世田谷区は「無料」であることを明確にせずにきました。なかには自費で全額5万円を負担したという方もいました。ひえしまはこの事態を問題視し、希望者にはわかりやすい周知を徹底するよう強く求め、区も対応を約束し、HPもリニューアルさせました。ワクチン接種忌避は、WHO(世界保健機関)も「世界の健康に関する10の脅威」の1つに数えており、ひえしまは議員の立場で、正しい知識の啓発にも努めてまいります。

区市長でただ1人!
なぜか奉祝委員に就かない保坂区長

世田谷区議会は賛成多数で「天皇陛下御即位を祝する賀詞決議」を可決しました。もちろん、ひえしまも賛成。反対した会派は、立憲民主党・社民党、共産党、生活者ネット、レインボー世田谷でした。議会の総意は明らかとなりましたが、保坂区長の心境はいかがなものでしょう? 超党派の各議会議員、首長、財界など各界代表でつくる「天皇陛下御即位東京都奉祝委員会」では、保坂区長だけが奉祝委員に就任していません。都内の特別区長、市長は全員就任しています。いったいナゼでしょう? 世田谷区長は陛下のご即位をお祝いしたくないのでしょうか。

区はもっと動物愛護の精神を高めよ!
ペットの生体展示販売の問題について

私ひえしまは、これまで動物愛護の観点から、ペット殺処分ゼロへ向けた活動をしてまいりました。本年6月に国会で改正動物愛護法が成立したのを受け、単身者が死去するなどペットが行き場を失った場合やアニマル・ホーディング(多頭飼育崩壊)の問題を取り上げ、区の対応を問いました。また、先進国ではもはやほとんど行われていない、動物に過度のストレスを強いるペットショップによる生体展示販売について区の見解を質し、保健所の意識向上の必要性についても指摘しました。この分野の具体的な対応は、国や都に負うところが多くありますが、だからといって区が何もせず手をこまねいていてよいわけではありません。そもそも、動物愛護の精神の涵養は、子どもの頃からの動物とのふれあい、飼育の経験が大きな影響を及ぼすといわれています。しかし、教育現場では様々な理由から学校の飼育小屋が減るなど、子どもたちが動物と接する機会が少なくなっています。教育委員会には子どもたちが動物との貴重な体験、思い出づくりができるように、一層の努力を行うよう促しました。ひえしまは、引き続き区議会で動物愛護について真剣に取り組んでまいります。

子どもや高齢者、身障者ファーストの
施設に!
中央図書館の
「Touch the World」、機能拡充について

区立中央図書館にある多文化体験コーナー「Touch the World」。ネイティブ・スピーカーとやり取りしたり、巨大ジオラマなどを使った映像や音声を通じて、海外の文化をバーチャル体験できる最新機器を備えた英語施設です。ひえしまが視察に訪れると、平日午前は小学4年生が移動教室として活用していましたが、その他の時間帯はガラガラ。すでに初期投資に約4500万、年間の民間委託費は約2200万円もの税金が投じられています。設備はたいへん立派で、このままでは宝の持ち腐れ。もっと有効活用すべく区民ニーズに的確に応えられるよう、教材やイベントスケジュールの見直し、SNS等を活用した積極的な情報発信を求めました。

また、中央図書館は現在、機能拡充のためリニューアルする検討が行われています。そのゾーニング案のなかで、「子どもエリア」を現行の1階から2階に移すというものがありました。しかし、エレベータは1台しかなく狭い。バギーや車椅子使用者にとっては利用しづらい。しかも、混雑時は階段に回らなくてはならず、高齢者にとっても非常に不親切です。区民からの要望を受け、「子どもエリア」はぜひとも1階に設置するよう主張し、利用者ファーストのゾーニングを求めました。