世田谷モデルに使われた血税は総額5億4200万円で、32338件の検査のうち、陽性者はたったの27人だった――。衝撃の内容が、ひえしまの議会質問で明らかになった(動画はコチラ。0:38:17あたりから)。
https://twitter.com/hieshima_susumu/status/1438829580530302983?s=20
保坂区長が提唱していたのは、世田谷モデル、つまり区が言うところの「社会的検査」のうち、「定期検査」とプール方式を採用した「スクリーニング検査」である。
まず、定期検査について。令和2年10月から令和3年7月までに総額約3億7800万円の税金を投入。内訳は検査費が約1億7400万円、人件費が約1億6000万円。その他コールセンターの運営経費などで約4400万円。実績については、昨年10月の実施から受検した445施設のうち、242施設がたった1回のみ。延べ977施設が受検し、検査数では16305件のうち陽性者はたったの25件だった(9月6日現在)。
スクリーニング検査は、令和3年1月から7月までに総額約1億6400万円を投じ、内訳は検査費が約6700万円、人件費は約4500万円、その他経費約5200万。実績は1月から受検した314施設のうち、88施設が1回のみ。延べ1511施設が受検し、検査数では16033件のうち、陽性疑いで、改めて検査したら2件が陽性だった(同)。
いやはや、5億円以上の血税がムダになった。最初から予想できたことで、私が所属する会派(無所属・世田谷行革110番・維新)のみが、一貫して強く強く反対してきた。力及ばず、区長と議会の多数派に負けた。区民の皆様には、改めて申し訳ない思いでいっぱいである。
しかも、区長の答弁では、世田谷モデルは廃止(区は“停止”と表現)かと思いきや、状況によっては“復活”すると明言したので、これまた驚きである。私と保坂区長のやりとりの詳細は次回に譲るが、今度は教育現場で無症状者に抗原検査する“続・世田谷モデル”の実施も発表され、私の闘いはまだまだ続く。