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リチウムイオン電池などの処分方法について

世田谷区議会では、目下、決算特別委員会が行われている。私は3日目の区民生活領域で質疑を行った。


まず、ゴミの捨て方について。とりわけ、パソコンプリンターで使われているインクカートリッジは、業界が家電量販店などに設置している回収ボックスに持って行くことになっているが、多くは可燃ゴミとして捨てられている。同じく、リチウムイオン電池などスマホなどの充電式電池も、回収ボックスがあるが、ほとんど知られておらず、こちらは不燃ゴミとして始末されている。

充電式電池の場合は、ゴミ回収時などに発火する事件が相次いでおり、極めて危険である。とくに、非正規品が事故を起こしやすく、こちらは業界でも引き取っていないので、区は処分に困っている。そこで、インクカートリッジと合わせて、処分方法と回収ボックスの設置場所を広く周知するよう求めた。HPやゴミカレンダーには申し訳程度に小さく案内されているが、ほとんどないに等しい。これは今後、改善されることになった。

私は夏の区民生活委員会の視察で、京都の「京エコロジーセンター」を訪れたが、ここには数十年のゴミの変遷が展示されていて、私たちのライフスタイルの変化と共に、ゴミの種類と数が飛躍的に増大していることが一目瞭然であった。ゴミを出さないことが第一だが、分別の仕方も気を付けないと、結構な思い込みがあるので、よく確認しなければならない。このちょっとした怠りが、作業員の事故やごみ処理のコストを増やすことにつながっている。インクカートリッジと充電式電池はその最たるものである。ゴミの無分別は、税金の無駄遣いに直結している。