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予算特別委でマンション防災などについて質問

世田谷区議会は、予算特別委員会が開かれている。私ひえしまは区民生活領域で、震災と水害の避難所運営訓練について質問した。


新型コロナ禍で訓練が滞っているので、感染症法上の分類が2類から5類へ引き下げられるのを期に、訓練を再開すべきだと主張した。しかしながら、すぐにコロナ禍前と同様にはならず、時間がかかるとのことだった。それは仕方ないとしても、速やかな実施が望まれる。このままでは、防災に関する我々の感度は鈍ったままである。

避難所の運営は、震災は地域主体、水害は区役所主体という違いがある。前者は役員の高齢化が課題だ。そこで私は、子どもの参加を促すよう求めた。子どもの目線は教えられることが多い。それに防災への関心が高い。かねてから、小中学校に防災クラブや防災部を創設するよう訴えて来た所以だ。

さらに、世田谷区が発行する「震災時区民行動マニュアル」や「せたがや防災」について、いずれも戸建てをメインに扱っているのではないか、と指摘。マンション住民の視点は乏しいように感じる。ゆえに、マンション特有のエレベーター閉じ込めについての訓練は行われていないので、専門家の指導の下で試みるよう強く要望した。

最後に、ペットの同行避難について。飼い主からすれば、災害時にどの避難所でペットを受け入れてくれるかという情報が最も重要である。それをあらかじめ周知できないかと訊いたところ、水害時は状況に応じて避難所を開設していくので難しいが、震災時ならばもともと決まっているので、広く知らせることは可能であるとのことだった。水害時でもSNSなどを駆使して早めに広報に努めてもらうよう念押しした。

本当は動物アレルギーを持つ人との避難所での過ごし方や、犬猫以外のペットの受け入れについても質疑したかったが、時間が尽きてしまった。次回の課題である。