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予算特別委でキッズゾーン、LINE通報システム等について質疑

私ひえしまは、先日に引き続き、世田谷区議会の予算特別委員会「都市整備領域」でも質疑を行った。


まずは、キッズゾーン整備について。キッズゾーンは令和元年、滋賀県大津市で車2台が衝突し、保育園児ら16人が死傷するという痛ましい事故が起こったのを機に、国が設置を推進してきた。23区では目黒区や港区が取り組んでいるが、世田谷区では手付かずである。これを質したが、未だに何の進展もないという。速やかな整備を強く訴えた。

一方で、世田谷区はこれまで、子どもたちが使用する道路の安全点検を実施してきた。私が令和3年の予算特別委員会で質疑したときは、69か所に問題があったとのことだったが、今回、進捗を訊いたところでは、今年6月までに工事がすべて完了するとのことだった。

区は昨年12月から、LINEを使った区道と公園に関する区民からの通報システムを導入している。道路はこれまで15件、公園は60件寄せられているという。さらに、道路については今月から「マイシティレポート(MCR)」というシステムも試行運用を始めるので、広く区民の声を集めることが期待される。

最後に、区民生活領域に続いて、エレベーター防災についても質疑した。震災が起これば、マンションや公共施設のエレベーターが、一斉にストップする可能性がある。首都直下型地震が起こった場合、都の試算では、16万6000台あるうち2万2000台が非常停止するという。救出まで最低でも半日ということだが、何日も閉じ込められる可能性もあるだろう。世田谷区内では民間施設だけで、約7000台のエレベーターが稼働している。震災時に閉じ込められた場合、自分も含めて、どれだけの人が冷静に適切な行動が取れるだろうか。

そこで、エレベーター閉じ込めについての訓練を実施すべきと訴えた。残念なことに、世田谷区のエレベーター防災の意識は著しく低い。エレベーターについては、専門知識と技術が必要なので、素人には扱えない。速やかに専門家を招いた救出訓練を行うよう提案した。