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世田谷区のがけ・擁壁の老朽化対策を強化せよ!

ひえしまは、世田谷区議会予算特別委員会の都市整備領域で、がけ・擁壁の老朽化対策について質しました。世田谷区は国の土砂災害防止法に基づいて「土砂災害ハザードマップ」を作成し、公表しています。マップでは、土砂災害警戒区域と、さらに甚大な被害が想定される土砂災害特別警戒区域とに色分けされています。


この2つの区域のがけ・擁壁の新設や改修については、区の支援制度が設けられていますが、特別警戒区域以外については、対象となるものが通学路に面した場所に限られているので、さらに対象範囲を広げるよう要望しました。区はひえしまの指摘を受け、「対象範囲の拡充、支援制度を充実する」と答弁しました。さらに、がけ・擁壁の改修相談については、すでに改修を決定した区民にだけ工事の相談ができる専門家を派遣していたものを、その一歩手前の改修すべきかどうか相談するための専門家の派遣も行うよう訴え、実現することになりました。

また、住宅と住宅との間、つまり私有地と私有地の間にある擁壁についても、区役所が積極的に現地に赴き、区民の相談に乗るよう重ねて要望しました。

世田谷区には国分寺崖線が走っており、緑豊かな自然を満喫できる素晴らしい環境である一方、土砂災害の危険を伴っています。しかし、日頃からの備えで被害を最小限に抑えることが可能です。ハザードマップの対象エリアにお住まいの方は、一度、世田谷区役所にご相談ください(危機管理部災害対策課 03-5432-2262)。