東京都知事選挙が告示された(7月5日投開票)。緑一色になったあの時から、もう4年が経ったのか、と感慨深くもある。当時、小池さんの言っていたことを真に受ければ、今頃、この東京は相当変わっていたはずだが、何がどう変わったわけでもなく、小池さんの掲げた「7つのゼロ」という公約は、「ペット殺処分ゼロ」以外は実現していない。豊洲移転のすったもんだも莫大な時間と税金のムダだった。この点に関して維新は、最も早い段階から「移転すべき」という論陣を張っていた。最大会派に成りおおせた都民ファーストの会も、何を実現したのかまったくわからない。
振り返ると数週間前、東京維新は都知事選にあたって誰を推薦するか、あるいはしないのか、自主投票がいいのかなど、いろいろと議論をしていたところに、小野たいすけさんが熊本県副知事を辞して立候補すると上京してきた。どの政党を当てにするのでもなく、徒手空拳で準備にやってきたらしい。その動きを参院議員のやながせ裕文代表がキャッチし、高校の同級生という縁もあったが、何しろ小野さん自身の考えが維新の政策と近かったので、話はスムーズに展開し、日本維新の会として推薦することに決まった。というのが、私が聞いているだいたいの流れである。
届け出番号は「7」に決まりました!これから出陣式です。#小野たいすけ #東京都知事選挙 #東京都知事選挙2020 pic.twitter.com/B3Bbpwgehy
— 小野たいすけ|衆議院議員|東京7区 |日本維新の会 (@taisukeono) June 18, 2020
個人的には、家庭でも職場でも責任を負って、第一線で働く40代ということに親近感を抱かせる。同じ目黒区出身ということもある。副知事という実務経験者として高く評価されている方なので、間違いなく即戦力になる。小池さんのようなパフォーマンスはできないが、実直さが伝わってくる人柄と理路整然としたプレゼンテーションは、人に安心感を与える。歴代の都知事になかったタイプで、政治家然としていないところも好印象だ。
コロナ禍における前代未聞の都知事選となったが、これまでの東京でよいわけはない。だからといって、急進的な政治で継続性を破壊されても困る。小野さんはこれからの東京を背負うのにふさわしい人だと思う。微力ながら、小野さんの魅力を多くの都民に伝えたい。<※小野たいすけ候補のHPはこちら>