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ご支援、有難うございました!

都知事選と都議補選が終わった。都知事選では維新が推薦した小野たいすけ候補が、猛追したものの惜敗。公認候補が戦った北区と大田区の補選も大健闘したが、当選には至らなかった。各候補を応援して下さったすべての皆様に、心から感謝申し上げます。

まず、都知事選の主要候補の開票結果を見てみよう。

小池ゆりこ  3661371
宇都宮健児  844151
山本太郎   657277
小野たいすけ 612530

結果は22人の立候補者中4位だったが、実は維新としては3位を狙っていた。熊本県副知事だったとは言うものの、東京では無名。しかも、立候補表明も投票日の3週間前という、そもそもかなりの劣勢だった。泡沫とならずに、有名候補者との戦いにどれだけ食い込んでいけるかは、まったくの未知数だった。

東京維新は総力を挙げて支援を展開した。とくに地方議員団は張り付きで舞台を回した。小野さんの理路整然とした真摯な演説、ひとりひとりとの対話重視の姿は、じわりじわりと共感の輪を広げていったが、いかんせん、時間がなかった。松井代表や吉村副代表の強力な援軍を期待したが、コロナ対応があって、それは叶えられなかった。結局、ないない尽くしのまま投票日を迎えたが、世田谷区に関して言えば、実は手応えを感じてもいた。電話やSNSで多くの激励を頂いた。中には、ポスター貼りやビラ配りを買って出てくれた方もいた。甲斐あって世田谷区では、小野さんは山本候補を抜いて3位に浮上した。

<世田谷区>
小池ゆりこ  239191
宇都宮健児  68709
小野たいすけ 53463
山本太郎   52688

世田谷区のほか、目黒区、文京区、新宿区、品川区、大田区などで3位、千代田区、港区、中央区では2位という結果が出ている。今回、維新支持層の多くも小池さんに投じていたので、もっと直接、支持層に訴えかける必要があったと思う。各区の特色も踏まえて反省点を炙り出し、今後の選挙戦に生かしていかなければならない。何しろ共感して頂けたはずの有権者の方々に、もっと飛び込んでいく必要があった。広く満遍なく遊説していくことは必要だが、支持を得にくい地域は、どうしてもある。明日、東京維新の全体会議があるので、さまざまな意見が出るだろう。

都議補選については、またの機会に。