ひえしまは、世田谷区議会本会議で代表質問に立ち、恵泉通りの未開通問題を取り上げ、約60年の長きにわたって占拠する1軒について、行政代執行を決断するよう保坂区長に迫りました(動画はコチラ)。
以下に質問内容を掲載します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
主要生活道路106号線、いわゆる恵泉通りについては、300名を超える区民から早期開通を求める陳情が議会に出され、ちょうど1年前の本会議において、賛成多数で可決されました。その後、わが会派をはじめ他会派からも、速やかに道路を開通させるよう、区長へ再三再四、要望が出されておりますが、依然として具体的な動きが見えません。先日、恵泉通りの近くにお住いの、子育て世代の区民の方から、通学時間帯の交通事情について相談を受けました。西経堂第二児童遊園は、森繁通りに面しており、そこに5差路があります。この道路幅の狭い5差路は、朝夕の通勤・通学時間帯に車やバイク、自転車、歩行者が入り乱れて大変混雑し、いつ事故が起きてもおかしくない状況にあります。近隣には恵泉学園だけでなく、千歳丘高校、船橋東保育園、経堂小学校などがあり、農大への通学路でもあります。通勤客は経堂駅や千歳船橋駅へ向かう道として使っており、「危険な状況を何とかしてもらいたい」との相談だったわけですが、なぜ混雑するかというと、恵泉通りが開通していないため、数多くの車やバイクが迂回路として使用しているからであります。警察や町会の方々と対策を考えますが、結局は恵泉通りが開通しなければ、解消しないという結論であります。恵泉通りの問題は、多くの近隣住民の安全、安心な生活を阻害していると言わざるをえず、一刻も早く開通させなければなりません。陳情を出された区民の皆様はもとより、用地買収に応じてくださった70名を超える方々の思いを、ないがしろにしてよいのでしょうか。いつまでもずるずると占有者のペースに乗り続け、手をこまねいているべきではありません。これまで十分すぎるほど、区は丁寧に対応してきたと思います。区長は速やかに行政代執行の手続きに入るべきであります。明快な答弁を求めます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
近隣住民からは、恵泉通りが未開通であるため、住宅街の狭い道路を頻繁に車やバイクが行き来し、「迂回路で渋滞が起きている」「子どもが轢かれそうだ」との苦情が相次いでいます。
区長の答弁では「代執行手続きも視野に入れている」旨の発言があったので、速やかに実行していただきたい。すでに用地買収に応じてくださった、70名の住民の想いをないがしろにするのでしょうか。ひえしまは、開通まで粘り強く訴えて参ります。