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世田谷区でも発生! 許せない多頭飼育崩壊

前回、新宿区の多頭飼育崩壊について書いたが、なんとその直後、世田谷区でも発生。こちらもかなり悪質で、秋田犬を含む20頭近くを置き去りにしたまま、飼い主が逃亡。


所有権を無理やり引き継がされた大家さんが困って、保健所と動物愛護センターに連絡し、引き取ってもらうよう交渉しているとのことで、私も現場に急行。その時点では秋田犬が6頭、まだ置き去りにされていた(怒)。動愛センターも1回ですべての犬を引き受けることはできないというのだが、異常な刺激臭が鼻を歪めるかなり劣悪な環境に残された犬たちを見ると、もう哀れでならない。とは言うものの、どうしようもないので、動物愛護のNPO法人の方の協力を得て、何とかエサと水をあげることは出来た。

その間、NPOをはじめ、ご近所や愛犬家の方々、私のSNSを見たわが日本維新の会国対委員長で、秋田犬保存会会長の遠藤敬衆院議員もご尽力くださり、多くの方からお問い合わせを頂いた。そして、なんとか1頭は引き受け手が見つかった。皆さんの申し出に心を打たれながらも、いざ秋田犬を飼うとなると、いろいろと条件が出てくる。普通の家では、スペースひとつとっても困難である。そうこうしていると、残りも動愛センターに引き取られ、ひとまず落着。とは言え、センターの犬たちは、登録されている愛護団体を通じて貰い手を探すことになるが、その後の行く先が大変気がかりである。

何といっても怒りは飼い主に向かざるを得ない。この飼い主は、数年前から保健所に目をつけられていたという。過去にも多頭飼育について注意されていたというし、秋田犬が脱走したこともあったという。犬に予防接種を受けさせていなかったらしく、近隣からも悪臭の苦情が頻発するなど、相当の問題住民だったようである。なぜ、どこかの時点で、改善させられなかったのか。あるいは、罰則を適用できなかったのか。社会保障制度を悪用しているという情報も入った。また、健康な秋田犬だけ連れて逃げたとも言われている。何しろ犬がかわいそうである。遠藤先生もかなり怒っている。この件、国会とも連携して徹底的に調査する。