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コロナ感染者数、なぜ早く公表しなかったのか

本日、世田谷区が新型コロナ感染者数を公表した。4月1日現在で54人という(うち9人は退院)。杉並区や渋谷区はとっくに公表していたのだから、なぜ先頭を切ってできなかったのか甚だ疑問だ。私は予算特別委員会で速やかな情報公開を要望していた。そうでなければ、区民が危機意識を持ちにくいと思ったからである。他の議員からも同様のことは指摘されていたわけで、何を渋っていたのか今後、検証が必要である。

遅かったとはいえ、公表に踏み切ったのだから一定の評価を下していたら、直後に東京都が自治体ごとの感染者数を発表した。
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邪推すれば、都が発表することを察知して、事前に区が公表せざるを得なくなったという気がしないでもない。だいたい、54人まで膨れ上がる前になぜ公表しないのか理解に苦しむ。すでに3月25日時点で19人になっていたのに、である。私の質問で明らかになったが、そもそも、世田谷区には公表基準だとか情報公開マニュアルなどはないわけで、結局、区長の感覚や判断に委ねられている。ゆえに区長の責任は重大であり、今後の対処の仕方については、よくよく目を凝らしていきたい。