世田谷区議会は昨年3月、「世田谷一家殺害事件の速やかな解決を求める意見書」を賛成多数で可決しました。その中で、プライバシーに配慮しつつも、「DNAの遺伝情報に関するデータベースの拡充を図る」ことを政府に求めています(立憲民主党、共産党、生活者ネットなどは反対)。
10月29日、賛成したひえしまの会派(無所属・世田谷行革110番)をはじめ、自民、公明の代表者が国会を訪れ、国家公安委員長、警察庁長官宛てに事件解決への要望書を手交しました。

事件から約25年が経過しており、一刻も早い犯人逮捕が区民からも強く望まれています。昨日は「名古屋主婦殺害事件」の犯人逮捕のニュースが駆け巡り、DNA捜査についても話題になりました。
【名古屋・主婦殺害事件】逮捕の69歳女、10月になってDNA型提出に応じるhttps://t.co/WXebxTqlPV
ことしに入って以降、警察が女から複数回にわたって任意で話を聞いていたことがわかった。また、10月になり一転してDNA型の任意の提出に応じていて、鑑定の結果、現場に残された血痕と一致したという。
— ライブドアニュース (@livedoornews) November 1, 2025
被害者の夫は、血痕が残るアパートを今日まで26年もの間借り続け、犯人逮捕につながるDNA捜査に大きな期待をかけていたと言います。現場で広く活用されるようになれば、事件解決に多大な貢献を果たすことは間違いないですが、反対する人たちの声もあり、政府の腰はまだ重いのが現状です。
引き続きひえしまは、世田谷一家殺害事件をはじめ未解決事件の進展のために、DNA遺伝情報を活用した捜査の拡充を強く求めて参ります。