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4月9日は子宮頸がん予防デー

きょう4月9日(4と9で“しきゅう”)は子宮頸がん予防デー。このがんは毎年1万人以上の罹患者を出しており、妊娠前に子宮を失う場合もある「マザー・キラー」と呼ばれている怖い病気である。20~40代の若い女性が罹りやすいが、意外なほど知られていない。国は予防策としてHPVワクチンの定期接種化をしているので、希望すれば無料で受けられる(希望しなければダメなので、役所から勝手に通知が来たりはしませんのでご注意!)。対象は「小学6年~高校1年の女子」で、ぜひお住まいの保健所に問い合わせて頂きたい。世田谷区の場合は、次のリンクをクリック。
世田谷区保健所

HPVワクチンについては、私も議会で何度も取り上げ、無料接種であることを周知するよう区に要望してきた。保健所のHPも見やすいものにしてもらったし、個人的にも啓発に取り組んでいる。しかし、かつてワクチン接種をした後、アナフィラキシー様症状を発症した方がいた。これをメディアが煽りに煽ったせいで、厚労省も接種勧奨を控えることになり、全国的に啓発活動は萎縮した。ここでしっかり指摘しておきたいのは、ワクチン接種と副反応の因果関係は、科学的にまったく証明されていないということだ。実際、欧米で接種することは当たり前であり、男子に勧奨している国もある(肛門ガン予防などに有効)。また、WHO(世界保健機関)は接種率1%未満という今の日本の惨状に警告を発している。

世田谷区は子宮頸がん検診も実施しているので(こちらは800円)、併せて受診して頂きたい。正しく恐れる。これが重要である。科学的に正しい知識に基づいて、子宮頸がんを予防しましょう!