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都議選折り返し! どういう候補を選びたいか

7月4日投開票の都議選も折り返し地点に差しかかっている。世田谷区では定数8に対し、18人の立候補者が激戦を繰り広げているが、すでに大半の議席は固まったとの調査もある。区議会からも2人の新人が挑戦しているので、心から健闘を祈りたい。

さて、自分の1票を誰に託すか迷うところだが、まず参考になるのが選挙公報。すでに各戸に配布されているはずで(もし配布されていないエリアがあれば、ご一報ください)、都の選管HPでも見られる(コチラ)。候補者は限られたスペースに自分の思いや政策を盛り込むのだが、私の経験に照らしても、取捨選択には大いに迷う。「全部読んで欲しい」というのが本音でも、よく言われるのが、「読まれるのはプロフィールだけ」というものがある。

たしかに、プロフィールは候補者の来歴を端的に表しているので、一番参考になるだろう。私が注目するのは、地方議員の場合は、地元とどれだけ関りがあるか、という点だ。世田谷区とどれだけ関係し、政治家を志すに至ったのか読み取れる候補者に惹かれる。私自身、世田谷区民として生活していく中で、区長がアピールする割には、どうしてこんなに子育てしづらいのか、という疑問と怒りから政治家を志したこともあり、この点のこだわりは強い。

つまり、世田谷区に縁もゆかりもないくせに、「定数が多いから」という理由で選挙間近に引っ越してきて、自己実現、人生の一発逆転(?)のために大騒ぎしている候補者は論外ということだ。生まれた地元のために働きたい、あるいは、学び、働いてきた世田谷区で、どうしても政治家を志さなくてはならない理由がある、といった候補者でなければ、まったくもって信用ならないのである。

選挙公報を見れば、動機不純な候補は限られており、各社世論調査で当選圏内にあってしのぎを削っている人たちの中にはいないので、すでに賢明な世田谷区民によって、ふるいにかけられているようだ。あとは、“真っ当な”候補者のプロフィール以外の政策もよく検討し、自分の貴重な1票を託せる政治家を見出したい。