緊急事態宣言は近畿3府県が解除となったものの、東京など首都圏と北海道は見送られた。個人的には極めて残念。何しろ、学校開始の見通しが立たない子供たちが、かわいそうでならない。文科大臣はそのあたりのことを深刻に受け止めているのだろうか。
世田谷区の小学校では週1回の登校日を設け、課題の受け渡しを行っている。ここで、担任が子どもたちの様子を尋ねることになっているが、学校によってはやっつけ仕事になっていて、子どもの状況をしっかり見極めていない教師がいる、との報告を受けている。虐待が増えているという報道もあり、その発見のためにも短時間とは言え、子どもと教師のコミュニケーションは頗る重要だ。どういう指示を出し、対応をしているのかなど、教育委員会に訊くことは山ほどある。
区の問題は区に言えばいいのだが、実は多くの場合、それは都の問題でもある。東京都の最高責任者は小池知事である。コロナ対策にまつわる知事の露出は急激に増えているが、その雰囲気とは裏腹に、大阪と違って何をやっているのか、なかなか明確にはかわからない。最近では、重症者の病床使用率などの正確なデータを公表していなかったことが指摘されている(記事参照)。さらに、実は東京と大阪の病床使用率はほぼ同じだという事実も明らかになっている(記事参照)。だとすれば、東京も緊急事態モードを解除してもいいはずだが、そもそも、選挙を控えている小池知事には、情報を隠蔽し、故意に非常事態を演出している疑いが出ている(記事参照)。簡単に言えば、「東京は危ない」と言い続けることで自粛を継続させ、都の莫大な財力にモノを言わせて支援金をばらまき、その成果を選挙につなげようとしている、という説である。
とは言うものの、来月告示の都知事選は、自民党もすり寄ったことで小池さんの圧勝だろう、というのが大方の見方だ。しかし、ここに来てホリエモンこと堀江貴文さんが出馬するのでは? というニュースが飛び込んできた(記事はこちら)。堀江さんの政策はかなりエッジが効いており、維新と重なる政策もある。音喜多駿参院議員はこうツイートしている。
自民党が事実上候補者擁立を断念した今、都民にとって選択肢は多いほうが良いと思います。 / 堀江貴文氏、都知事選出馬へ 関係者は可能性に「99%」…7月投開票 (スポーツ報知) #NewsPicks https://t.co/smWUIo2TuF
— おときた駿(日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長) (@otokita) May 20, 2020
音喜多さんは4年前、小池都知事誕生に際して大きな貢献をしたわけだが、その後、袂を分かった。現在は維新の議員で私も一緒に活動させて頂いているが、個人的にはその責任を取って、小池さんに引導を渡してもらいたいと思っている。堀江さんとのコラボはあるのかどうか。今のところ私にもまったくわからないが、そうなったらなったで面白いかもしれない。