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保坂区長のツイッター問題を徹底追及

今日は一般質問だったので登壇。メインテーマは保坂区長がツイッターで発信したPCR検査の事実誤認問題。ネット録画はこちらからどうぞ(0:26:36からひえしまの質問。怒り爆発シーンは、0:52:32から)。

世田谷区は4月初旬に感染者のピークを迎え、電話相談センターがつながらず、PCR検査も追いつかない状況だった。そのような中、放置され続けた会社員男性が命を落とすという悲劇が起った。私は3月の予算特別委員会で、すでにPCR検査センター拡充など細かい対応を質していたが、区のコロナ対策はすこぶる遅く、あらゆる対応が後手に回り、区民を不安に晒し続けていた。この状況を深く憂慮したのが、世田谷区医師会だった。

同医師会は保険診療によるPCR検査の導入を早くから訴えていたが、医師会のHPにある文章をそのまま引用すると、「何が問題なのか私たちには全く理解不能でしたが、世田谷区は認可を渋り続け、世田谷区医師会の要請をのらりくらりかわし続けてき」たわけである(同医師会HP)。医師会と区は4月7日に会合を持ったことは、区長が6月1日付のツイッターで認めている。


この4月7日の会合で、世田谷区医師会は申し入れているのだが、実際に医師会協力による検査が始まったのは4月13日。保険診療によるPCR検査センターが立ち上がったのはなんと4月30日。しかし、区長に言わせると、以下のツイートのようになる。


これを読むと、とてつもないリーダーシップを発揮し、医師会の申し入れの翌日にはPCR検査センターが立ち上がったかのように思わされるが、今日の役所の答弁で明らかになったように、区長の言う検査センターは、医師会のそれではない。医師会とは関係ない、検査を行っていた医療機関が院内感染で使えなくなったので、別に用意した検査センターのことを指している。にも関わらず、医師会の申し入れを迅速に実行に移したかのようなこの情報操作には唖然とする。このことを今日の議会で厳しく追及したのだが、いやはや、区長は「ひえしま議員の誤解だ」と言ってのけた。

区長の情報発信のあり方の問題は、わが会派(無所属・世田谷行革110番・維新=F行革)の議員が徹底的に追及してきた。勝手気ままなツイートが、区民に誤解を与え続けてきたからである。一般区民は、当然、区長のツイッターを「区の公式見解」だと思っている。しかし、それこそ「区の公式見解」によると、区長のツイッターは「保坂展人さんの個人ツイッター」なので、何を書いてもあずかり知らぬ、ということなのである。よって、区長ツイッターと区のツイッターが、異なることを述べていても問題ないというのだから、この世田谷区、かなり重症と断ぜざるを得ない。このまま、区長のやりたい放題を許すわけにはいかない。闘い続ける。