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誰でもいつでも何度でも?保坂区長の大暴走

保坂区長が連日メディアに登場し、PCR検査を「誰でもいつでも何度でも」受けられるようにしているニューヨークの例を挙げ、あたかも世田谷区が同じようにすぐに実施していくかのように喧伝。


おおこれは、すごい!と誤解させられた区民もいて、役所はもとより、私のところにも「すぐに検査して欲しい」「さすが、世田谷区だね」との電話とメールが来た。議会にはいつものように何にも報告せず、財源も全く示さず、この前の議会でも厳しく指摘したはずだが(参照)、区長お得意の印象操作でとてつもなく迷惑な話。しかし、当人はご満悦の様子。

当然、議員たちからは「どういうことなんだ!」と各委員会で質問が相次いだが、副区長以下、行政は「詳細はこれから詰める」「検討している段階」「誰でもということではない」等々と答弁。区長がぶち上げているトーンと現場の雰囲気はまったく違うのである。

東京の感染者数が400人を大きく超え、第二派の様相も窺える。PCR検査の拡充は必要だが、根拠も示さず大風呂敷を広げるのは、区民を惑わすだけである。そして、区民でもないのに、こういうトンチンカンな人も出てきた。


そもそも、「世田谷モデル」の取り組みなんて始まっていない。HPでの感染者数の発表も決められた時間に公開しないし、区の公開の仕方は問題だらけで、このことは、議会で様々な議員が指摘してきたことである。「これこそ『モデル』と呼ぶにふさわしい先駆的な取り組みだ」って、科学的ナントカを信奉する党の代表が非常に非科学的な判断を下している。「『世田谷モデル』、全国に広がれ!」って、ポエムか?

話が脱線したが(本当はしてないが)、この手の方々は共通して、根拠のないことを平然と垂れ流すということをはっきり言っておきたいのである。議会でも厳しく申し上げたが、区長は92万区民の生命と生活を守る義務がある。ゆえに、区民に正確に情報提供することは当然であり、その代表である議会に丁寧に説明することが必要なのだ。散々、指弾されているので、おそらく頭では分かっているのだろうが、実行できないということに、病の深さがある。

おまけ。