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大阪都構想、住民投票スタート

今月12日から大阪都構想の住民投票がスタート。われわれ日本維新の会にとっては、1丁目1番地の政策だ。前回は僅差で敗れ、党創設者の橋下さんが引退した。今回は松井代表をそうさせないためにも、何が何でも勝利したい。

それよりも何よりも、都構想は大阪に大変革をもたらすのみならず、世田谷区のような東京の特別区にとっても、一つのあるべき先例となる。大阪府と大阪市は長年、どちらも巨大な権限を有していることから、「不幸せ(府市あわせ)」と呼ばれてきたような二重行政のせいで、無用な縄張り争いに終始し、莫大な血税が無駄に遣われてきた。そこに政治家が群がり、あり得ないほどの既得権益を生じさせ、経済はもとより、あらゆる停滞を招いた。

大阪都構想を至極簡単に言えば、大阪市を4つの「特別区」に分け、それぞれに大きな権限を持たせる。そうすれば、住民ニーズをいち早くキャッチし、政策を実行できるようになる。大阪府は大阪都にし、広域にまたがる分野に権限を特化する。世田谷区などの東京都の特別区は、財源をはじめ、かなりの権限を都に集中させられている。私も区民の要望を役所に伝えると、「それは、都の管轄なので(できない)」という返答をよくもらう。結局、本来は区で解決できる事柄なのに、わざわざ都に要望しなければならず、えらく時間がかかるし、いつになるのか解決の見通しも立たない。

なので、東京23区は常に権限移譲を都に要望している。我らの保坂区長は、「92万人もの人口を擁しているのだから、世田谷区は政令市を目指すべきだ」としばしば発言しているのだが、大阪のみならず、全国の県と政令市の対立を見れば、目標とすべきものでない。大阪都構想で誕生する「スーパー特別区」こそ、参考にすべき事例となるはずだ。しかし、区長は都構想に批判的である。


ちなみに、区長が指摘している心配は、まったくご無用である。

今のところ、府知事と市長が「吉村・松井コンビ」であることから、様々な改革が実行されているが、今後、人が変わって(あるいは政党が変わって)しまえば、この理想形は壊れてしまう。よって、恒久的な制度にしなければならない。前回、反対していた公明党が今回は賛成に回り、山口代表も大阪で熱弁をふるった。

運命の日は11月1日。私も応援に向かうため、目下、準備中であります。
YES!都構想。