区内の中高年引きこもりは約5000人!
「8050問題」の相談窓口を
早急に設置せよ
川崎市で起きた無差別児童殺傷事件、練馬区の元農水次官による長男殺害事件など、「引きこもり」にまつわる事件が多発しています。これまで、引きこもりは10・20代の問題とされてきましたが、中高年の増加が大きな課題となっています。40~64歳で引きこもり状態にある人は、国内ではすでに60万人を超え、世田谷区だけでも約5000人に上ると推定されています。引きこもりの多くは親の経済力に頼っており、80歳の親が50歳の子の面倒を見るというような「8050問題」は、親の病気、死亡などによって子の生活が成り立たなくなり、最悪の場合、「孤独死」にも結びつく深刻な事態となっています。これまでの区の対応は、介護、就労、障がい者対策などそれぞれが縦割りで横の連携が取りにくいという弊害があり、引きこもりの実態把握が遅々として進まない現状でした。ひえしまは、これらを改善するため、庁内横断の中高年の引きこもり専門窓口と専門部署を設置するよう強く求め、区も前向きに検討することを約束しました。