議会質問

コロナ禍で急増する若者の薬物乱用
区は未然防止活動に全力を傾けよ!

昨年公表された「2020年版犯罪白書」の特集は、大麻や覚醒剤にまつわる「薬物犯罪」についてでした。19年の検挙者は、覚醒剤取締法違反が44年ぶりに1万人を下回った一方、大麻取締法違反は4570人で統計開始以来最多。そのうち、20歳未満の検挙者は前年比41%増の595人に上り、覚醒剤の92人を大幅に上回りました。大麻が大学生や高校生に広がっている実態が浮かび上がっています。

検挙された人のうち8割が、「危険性はまったくないか、あまりないと考えていた」との調査結果があり、インターネット上での「大麻は覚醒剤と違って害はない」との誤った情報、また、自家栽培の方法などが流布されていることが、大麻乱用を拡大させている要因だと言われています。また、入手も比較的簡単で、SNS上では大麻を「葉っぱ」や「野菜」と呼んで気軽に取引きされているなど、長期にわたるコロナ禍で様々なストレスを受けていることもあり、そのはけ口を薬物に求める傾向が強まっていることは否定できません。このような青少年を取り巻く環境は悪化の一途をたどっており、ひえしまはこれまで以上に、早い段階からの正しい知識の普及と注意喚起が急務であると訴えました。区も現況を憂慮し、教育現場での「薬物乱用防止教室」の開催など、子どもたちへの啓蒙活動を強化することを約束しました。

保坂区政の問題点を突く!
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ひえしま進の議会質問