議会質問

徹底追及!
台風19号多摩川氾濫、区が住民説明会で失態
「交通規制で水門閉鎖断念」はウソだった!

台風19号の検証作業を続けている世田谷区。とくに多摩川の氾濫は甚大な浸水被害をもたらし、今後の災害対策について多くの教訓を残しました。しかし、区は住民説明会で事実とは異なる発言をし、住民の不信を引き起こしました。氾濫の原因の一つとされる、等々力排水樋門(ひもん)が閉鎖できなかった理由として、区は周辺道路の強風や冠水と並べて、「(警察による)交通規制があったため、水門にたどり着けなかった」と説明。この模様は読売新聞(2019年12月12日付)でも報じられました。あたかも、警察の規制のせいで水門閉鎖を断念せざるを得なかったかのような説明に、「事実と異なる」として警察(警視庁第三方面本部)から区に抗議があり、区が警察に謝罪に赴いていたことが、ひえしまの調査で発覚。しかも、交通規制は区から警察へ要請し、実施されたものだったにも関わらず、警察に責任転嫁とは、開いた口がふさがりません。警察の怒りを買ったのも当然です。

ひえしまはこの件について一般質問で取り上げましたが、区は役所の幹部が警察に謝罪へ行ったことを認めず、保坂区長にいたっては、「新聞報道で誤解があったので、警察に説明した」と、問題はメディアのせいで自分たちではない、と言わんばかりの答弁。問われているのは、区の検証作業と危機管理能力の甘さのはず。この区のゴマカシ体質に憤ったひえしまが、再び予算特別委員会で事実関係を追及した結果、区は一連の誤りを認め、「今回の件について、区民の皆様や関係機関にご迷惑とご心配をお掛けしたことを、改めてお詫び申し上げます」と委員会で正式に謝罪しました。いったい何のための検証作業なのでしょうか。このようなゴマカシ・隠蔽体質では、区民の生命はもとより、安心・安全な暮らしを守ることはできません。今後とも、区民目線で厳しく追及してまいります。

保坂区政の問題点を突く!
鋭い論点で斬り込む
ひえしま進の議会質問