世田谷区独自の火葬場建設を推進すべき
ここ数年、民営火葬場においては、特定企業の臆面のない利益追求により、急激な火葬料金の値上げが行われており、多くの区民から不安の声が上がっています。また、都内最大の人口を擁する世田谷区では、多死社会を迎えるに当たっての対応のほか、大規模災害時の遺体の処理能力などを想定しても、現在の臨海斎場以外に新たな区独自の火葬場建設の必要性について、活発に議論されてきました。
議会では、火葬料金の適正化を求めるものと新規火葬場建設を求める2つの陳情がすでに、全会一致で趣旨採択されています。こうした状況を踏まえれば、建設実現に向けて、速やかに具体的な計画を策定し、実行に移すべきです。区によれば、他自治体に視察に赴くなど、少しずつ動き始めているようですが、本格的に取り組むまでには至っていません。予算を十分に確保し、実現できる全力で取り組んで参ります。